POINT1

マイクロスコープを使用した 精密根管治療

POINT2

米国式治療法の実行と設備環境

POINT3

歯科用3DCTによる精確な診査診断

POINT4

垂直加圧による緊密な根管充填

歯内治療とは

Endodontic

歯内療法=エンドドンティクスとは?

ギリシャ語で歯の内側(エンド=内側、オドント=歯)を意味しており、進行した虫歯に対して行う「根管治療」を専門に行います。一般には「神経治療」とか、「根の治療」などと呼ばれています。

虫歯の原因となる細菌が歯の内側の神経に入り込むと、歯がズキズキ痛くなったり、顔が腫れたりといった症状が出ます。自然治癒することはなく、放っておけば細菌によって歯の内部や歯を支える歯槽骨が溶かされ、いずれ抜歯をすることになってしまいます。

根管治療とは

Root canal treatment

根管治療とは虫歯が進行して、感染が根管歯髄,さらには根管壁や根尖周囲にまで及んでいる場合の、歯を保存するための治療法。

歯髄や根管内の腐敗起因物質を除き,さらに根管拡大を行ない根管壁の感染象牙質を除去すると同時に、根管内の清掃・消毒をしやすくする。

十分に清掃,消毒を行なったのち、根管充填剤を中空となった根管内に緊密に詰め込み、根管と歯周組織および口腔との間を完全に遮断する。この根管充填をもって根管治療は完了する。

なぜ根管治療が重要なのか?

根管は建物で言えば基礎である土台にあたります。
根管治療がしっかり施術されていないと、どんなに高価なかぶせもので修復しても、のちに根の先端が化膿し強い痛みが出ることがほとんどです。
結果、歯を失ってしまったり、 再治療が必要になってしまいます。
抜歯・再治療を避けるため、歯髄(歯の神経)を除去する際には、適切な治療環境と精密な根管治療を行う必要があります。また、不幸にもすでに病変ができてしまっている歯であれば、その病変を治すために、丁寧に適切な根管治療を行う必要があります。

なぜ精密根管治療が必要なのか?

(根管は非常に複雑な形態をしているため)、(肉眼では根管内を診ることができないため)、(日本における成功率が非常に低いため)、(最大の敵である唾液の排除を行い無菌的処置が必要なため)

抜髄と感染根管処理

Pulpectomy

抜髄

抜髄とは歯髄(神経)を除去することです。
歯髄腔の中には血管や神経が充満しており、この中の歯髄組織を確実に除去することを抜髄といいます。
歯髄の先は象牙質に入り込んでおり、歯を再生させ歯の強度を保ちます。

感染根管

歯髄が細菌により汚染されますと、根尖孔周囲の歯根膜や歯槽骨に細菌感染に由来する炎症性変化が波及し、やがてレントゲン上で黒い透過像として確認できる病変ができます。
感染根管治療治療は根管内汚染起因物質を適切な治療環境下のもとで完全に取り除くことです。
高度な技術を要しますが、適切な感染根管治療によって、根尖部の病変は、改善され線維化が進み、歯槽骨が再生されて明瞭な骨梁がレントゲン上で確認できるようになります。

当院に置ける精密根管治療

Point

POINT1

マイクロスコープを使用した 精密根管治療

細かい部分を可視化することによって、根管治療の功績が向上


驚異的な拡大視野にて診断能力と治療進行が適確かつ大幅に向上し、より精密な治療を行うことができます。

マイクロスコープを使用することで、肉眼では確認することができない歯の細かい構造や隠れた根管などを見ることができます。

マイクロエンドはアメリカにおいては専門教育において必修であり、アメリカの根管治療専門医にはマイクロスコープが必須となっています。 マイクロスコープを使うことによって細かい部分を可視化することによって、根管治療の功績が向上し、盲目的な消毒作用に頼る必要が激減しました。 そのため当医院で用いる薬液も、環境ホルモンの一種で、シックハウス症候群の原因ともなる、たんぱく質を分解するホルマリン系のFC(ホルムクレゾール)などは一切使用しておりません。

6倍

16倍

40倍

POINT2

米国式治療法の実行と設備環境

  • ニッケル-チタン=Ni-Ti製超弾性ファイルを使用

    Ni-Ti製ファイルはチタン合金の持つ超弾性を発揮することにより、本来の根管形態を破壊することなく、根管形成を行うことが可能です。 そして、フレアーアップ(根管形成時に感染切削片を根尖孔外の歯周組織に押し出すことによる急激な炎症症状)を防止することもできます。

  • トライオート

    Ni-Tiファイルの特性を十分に引き出し、根管拡大形成を行う歯科用電動式ハンドピース。

  • Root ZX=電気的根管長測定器

    2つの周波数で根管インピーダンスを測定することにより、根尖位置を高い精度で検出できます。 また、排膿や出血などがあっても、割算方式の採用により根管内の環境に影響されず、フルオートで精度の高い根管長測定ができます。

POINT3

歯科用3DCTによる精確な診査診断

歯科用3DCTは、今まで見えなかった歯の内部の断面を正確に見ることが出来るようになりました。

治療前の撮影より3次元的に診査が可能であり安全性の高い根管治療を行うことが可能になりました

「根管の正確な位置関係」「根尖までの正確な距離」「根尖病変の大きさ」など、数多くの情報が得られあらゆる角度から診査診断し、シュミレーションすることが可能になりました。

当院のモリタ社製歯科用CTはコンピュータを使い非常に繊細な画像を解析し、従来のCTの1/5程度の被曝線量で撮影可能です。

POINT4

垂直加圧による緊密な根管充填

ラバーダム防湿とは?

根管治療において重要なことは、根管内を無菌化し、緊密に根管充填することです唾液中には常に100万以上の細菌が存在し、ダムなしで根管内を無菌に保つことは極めて困難です。そのためラバーダムというゴム膜で覆ってしまい、クランプを当該歯に装着し、治療部位のみを隔離した状態で治療を行う方法が必要となります。これがラバーダム防湿法です。しかし、ラバーダムの装着には時間と手間がかかるため、日本では約10%程度の歯科医院でしか使用されていないという現状があります。当院の精密根管治療においては、唾液による根管内への細菌汚染を防ぐラバーダム防湿法を行った上で根管治療を行います。

ラバーダム防湿

根管充填仕様器具

ラバーダム防湿

  • 唾液の侵入と湿気の排除による無菌的処置
  • 器具の誤飲防止
  • 薬剤の漏洩防止
  • 適確な視野の確保
  • 周囲軟組織の保護

当院の根管治療症例

Cases

治癒前

露髄直前

隔壁作製

治癒前

テストファイル

根管充填後

根管治療の治療費用

箇所 料金
前歯 50,000円 +自費補綴の値段+土台2万円
小臼歯 60,000円
大臼歯 70,000円
※1度の来院毎に+5,000円頂戴しております。

根管治療ブログ

Blog

2018.04.22
ラバーダム防湿する?しない?
ラバーダム防湿は精密根管治療における無菌化を目的とする最重要必須項目です。 日本歯内療法学会、アメリカ・ヨーロッパ歯内療法学会、ヨーロッパでは根管治療時のラバーダム防湿を推奨しています。   利点
①治療視野の確保
治療する歯のみを唾液や周囲粘膜などから隔離します。

②粘膜の保護
・口唇や舌に歯を削る器具などが当たって損傷する事を防ぐこと
・次亜塩素酸ナトリウムによる粘膜の火傷を防ぐこと

③治療器具の誤飲誤嚥防止
治療に使用する器具が誤って口の中に落ちて飲んでしまうことが少なからずおこることが起きます。
ラバーダム防湿によりこのような事故を未然に防ぎ安全に治療を行います。 ④唾液から術野を守る
根管治療は歯の内部の細菌感染を取り除き無菌化を目指します。
唾液中には多くの細菌が存在します。根管治療の最大の失敗理由は治療中に唾液が歯の中に侵入することです。 ラバーダム防湿の主たる目的は唾液の侵入をシャットアウトすることなのです!

⑤呼気から術野を守る
人が吐く息には多くの水蒸気が含まれており術野が湿り治療結果を悪くしてしまいます。


欠点
①歯にクランプというラバーダムを安定させるための金具でおさえる
歯にクランプという器具を付け、歯が締めつけられ歯茎に食い込んで痛い場合があります。
精密根管治療時は基本的に麻酔を各回使用していますので痛みはほとんど感じません。

②ラバーダム防湿中は口が乾きうがいができません。
精密根管治療時は口腔内を乾燥させラバーダム防湿をしているのでうがいが出来ません。

③口を閉じれないので顎が疲れてしまいます
精密根管治療ラバーダム防湿中は、口を閉じることが出来ません。
治療している歯の反対側でバイトブロック(お口が疲れないような器具)を咬んでいただくとこで顎の疲れは軽減します。
顎に無理のない時間内で治療を行うよう心掛けますのでご相談下さい。
2018.03.08
〜精密根管治療とは?〜
■精密根管治療と通常の根管治療の違い   精密根管治療 通常根管治療 3DCT  ◎ △  マイクロスコープ ◎ △  1回治療時間  60分  30分   ラバーダム防湿 ◎ △ 隔壁 ◎ △ ニッケルチタンファイル ◎ × 消毒薬:NC ◎ ◯ 貼薬材:水酸化カルシウム ◎根尖孔 ◯根管口 根管充填 垂直加圧 側方加圧 費用 自費診療 保険適応
2018.02.25
根管治療の分類と成功率について 〜抜髄と感染根管治療〜
根管治療は「抜髄」と「感染根管治療」に大別されます。 ①  抜髄 ※虫歯が歯髄まで到達してしまい歯髄炎を呈している状態  症状 ⑴冷たいもの、熱いものでしみる ⑵何もしてなくてもズキズキ痛い   ⑶眠れないくらい痛い 仕事が手につかない ⑷噛むと痛い   治療法 ⑴抜髄=歯髄除去 ⇨根管充填 ⑵コア装着=土台  ⑶クラウン装着=かぶせ物   成功率  ⑴精密根管治療 ⇨ 95%以上! ⑵平凡根管治療⇨ 40%程度...   ②感染根管治療 原因 抜髄不備による感染 C3状態を放置してしまったことによる感染根管 歯周ポケットや外傷性咬合による逆行的な根尖性歯周炎 中心結節破折に伴う痛みを究明できず感染根管に至ってしまった時など 症状 ⑴急性期は強い自発痛を伴う ⑵噛むと痛い ⑶歩行時などの振動で違和感がある ⑷歯肉にプクッとおできができる   治療法 ⑴再治療時は補綴物や根管充填材除去 ⑵感染根管治療 ⑶適確な操作法による水酸化カルシウム貼薬 ⑷症状改善傾向を認めたら密な根管充填を行いレントゲンにて評価 ⑸コア(土台) →クラウン作製   成功率 ⑴精密感染根管治療 ⇨ 85% ⑵通常感染根管治療 ⇨ 40%程度 ※再感染時は根尖切除術にて対応もしくは抜歯に至る